実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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結局どの様に対処すべきかと言う点では、ネットに詳しい人の知恵を借りる事も有ったが、ほぼ私一人で後始末をしたのだった。
勿論〝讒訴残渣〟は今も少数だが残っているし、残った物は削除させるのに費用が掛かるものばかりだ・・・相手方のサポートセンターに〝管理者が削除に応じない旨伝えて、アカウント強制停止を依頼しても〟「弁護士を通して削除依頼をする様に。それでも削除するという保証は出来ない」などとふざけた返事をして来たポータルサイトまで存在するのだ。
それでも有り難い事にまた残っている讒訴残渣は、どうしたわけか検索結果の中でばらばらに散逸しながら下位や圏外に沈みつつある・・・どうしても見ようと思えば、検索ワードを複数組み合わせて探し回らねばならないだろう。
〝古黍は研究所で不正をした悪い奴〟と思い込んで、私に攻撃をして来る正義派も極めて僅かになった・・・あれや此れやの悪影響はほぼ無くなりはしたが、それでも深刻な影響が皆無になったわけではない。
ネットの落書きの多くは見た目に不愉快なだけだが、2章の終盤に記した様な某大学の名誉教授の〝研究の不正に関する報告〟と言う極めて真面目なサイトに名前が出たままになっているのは、良い影響があろうはずもない。
とは言えネット落書きが実害を起しかねない事もあった。
いつの間にか私の車とナンバーがネットに書き込まれ( ネットの書き込みと確実に関連が有るとは言い切れないが )どうやら待ち伏せしていたらしい他県ナンバーの車にピッタリと貼り付かれた事がある。
私はコーナーの出口で加速せずに、シフトダウンした状態で一瞬だがエンジンブレーキを強く効かせた後に急加速させる方法で相手をキリキリ舞いさせると言う、褒められた物では無い方法で振り切ったのだった・・・相手にしてみればカーブのド真ん中で急ブレーキを掛ける羽目になり、度肝を抜かれた様で、それ以上追っては来なかった。
最盛期の時にはイタズラ電話の件では伏山氏が、驚いた様に「そんなに掛かってくるのか!?」と言っていたが1)〝そんなに〟レベルではなかったのだ。
伏山氏は同一人物が繰り返し掛けて来ると思った様だが、悪戯電話の相手は毎回違っており、声も方言も様々で、日本中によく此れだけ馬鹿が居るものだなと感心する程だったのだ。
イタズラ電話にしたってタダでは掛けられないだろう・・・無駄な事をするものだ。
私は一度機転を利かせて「アンタ番号非通知にするの忘れてるだろ。近いうちに警察から連絡が行くからそのつもりで」と脅かしてやった事がある。
この脅しは相当効いた様で、その男は平謝りだったが、じつは私は番号通知の契約はしていないのだ・・・この話しをした知人の一人から「そんな事して仕返しされたら厄介な事になるぞ。今はどんな方法でも使える時代なんだから」と注意されたので、此の処方はその時一回だけしか使わなかった。
結局、仕事の面や生活、様々な事で不便を強いられる事になり、それは今も続いている。
持ち家を持っている事は強味だと世間一般には言うが、悪い事に頭巾の件が有る少し前に台風で屋根を損傷し、その修理が終わった次の週に再び台風で破風や軒の裏側と水切りが壊されると言う不運が重なった・・・老後の為の貯蓄など穴の開いたバケツの水のごとしと言う状態になってしまう。
今まで通り職があれば家屋大修理の出費も数年で回復出来るだろうが、もうそんな事も望めない。
一年通して家賃を払わなければいけない人に比べれば、固定資産税は楽な物だと指摘する人もいるが、それは収入有っての事だ。
家電や車は買い替え時期に差し掛かっており、故障を自分で修理しながら騙し騙し使っている有り様だし、今後何か突発的に大きな出費を強いられる事になれば生活は立ち行かなくなるだろう。
既に頭巾によって私の生活は徹底的に蹂躙されたものの、何とか持ち堪えてはいるが生きた心地がしないと言う日々を送っている。
万一車が使用不能になれば、一番近い商店まで5キロ以上あるし、バス停など近辺には存在しておらず、鉄道の駅は11キロ程離れている。
仕事を求めて大都市を彷徨い歩き、真冬に長期 2) 車中泊をしても体は壊れなかったが、車の方は海沿いの家で使っていたと言う事も有って限界が近い。
次に対処しなければならないのは〝ネットの落書き消し〟でも〝安定した職場探し〟でもなく、こう言った身の回りの事になるだろう。
そして影響は私個人だけではなく、思わぬ所にも及ぶ。
12章にも記したが私の妹は 3 )永住権を持って英国で地位と財産を作り、もう日本に帰る事も無いだろうから国籍も取ろうかと言っていたのだが、母国で両親を支えるべき私が此の有り様なので、今まで築き上げてきた全てを放棄して帰国せざるを得なくなったのだ。
頭巾のした事は私を路頭に迷わせかねない様な邪悪な所業に、私の両親に大きな心労を背負わせ、妹の此れまでの努力をブチ壊しにしてしまったのだ。
1) ネットによるトラブル-4の終盤参照
2) 蔦岡氏から度々電話が掛ってきていたのだが、此の件を話すと氏は「車中泊なんか大した事は無い。僕
も車中泊をやった事がある。学生時代に一人旅をして云々」などと、いつもの機関銃トークが始まった。
3) 英国の永住権取得はそんなに簡単なものではい。
英国人と同等の英語力が必要で、英国の経済歴史や文学等々の筆記試験、面接試験に合格した上で、更に
英国の利益に資する人物でないと永住権は取れないのだ。
ネットでは米国のグリーンカードを例に出して甘く考えている人もいたが、選定基準は結構厳格だ。