実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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頭巾は他人の意見を聞かずに思い立ったら独断で突っ走って仕舞う処が有るが、自分一人で好き勝手する分にはまだ害も少ない。
しかし此の匹夫野郎は周りにいる人を平気で巻き込む事が多くて困ったものだ。
頭巾はアイボウズの研究者であるにも拘わらず、何故かセミ類に対する尋常じゃない愛着があって、自身のラボの隣りの部屋にセミの抜け殻を何百と集めて来ては、小児が作る砂の山の様に積み上げたりしていた。
何年も前の夏だが私が何気なく挨拶代りに「今日ツクツクボウシが鳴き始めましたね」と頭巾に言った事から、とんでもない事になるのだ・・・この年は通常より若干早いタイミングの鳴き始めだった事から、頭巾は短報としてこの件を掲載基準の甘い学術誌に投稿してしまったのだ。
しかし只単に投稿しただけなら何の問題も起らなかったのだが、事も有ろうか頭巾は私の名前で投稿していたのだ。
掲載誌側も何やってんだ!と思う様な対応だったわけで、この件は1)頭巾と掲載誌のrefereeの間だけで完結して仕舞っていたので、それから何年か経って此の件がが発覚するまで私は何も知らなかったのだ。
昆虫学者を名乗る人物が私を批判して来た事で発覚したのだが、セミの鳴き始めとしては特別に記録に残す程早いわけでもなく、内容が稚拙だと言うのだ。
〝小学校夏休みの宿題並〟と言う批判が、この短報には全くタッチしていない私に向けられて来たわけで、こんな物黙って見過ごす気にはなれない。
その頃は頭巾とは新研究所の件で袂を分かって少し経った後だったのだが、私は即座に頭巾に苦情のメールを送って、取り下げと訂正投稿を出す様に要求したのだ。
しかし頭巾はrefereeを務めたかたに、2)半狂乱状態で電話をして「古黍が謝罪と論文の取り下げを要求して来た」と言って抑えが利かない程喚き散らしたと言うのだ。
頭巾は私にもメールで〝3)今頃になって仕返しをして来るとは卑怯だ〟と言って来た。
其の旨古谷博士にも伝わり、古谷博士から私に〝穏便に済ませる様に〟との連絡が有った。
また頭巾の〝謝罪を要求された〟と言う訴えに対しては、私はあんな奴の謝罪なんか求めていなかったし、此方の要求は〝原状回復だけだ〟と伝えると、古谷博士に「インパクトの強い論文なら大問題だが、こんな短報放置で良いじゃないか」と言われたのだ・・・しかし私にすれば実際に某大学の昆虫学者から批判を喰らって、しかも良く良く調べるとネットでは、昆虫マニアらがBBSで笑い物にしているのだから見過ごす気にはなれない言うものだ。
更に腹立たしかったのはrefereeを務めたかたは私もよく知っている教授だったのだが、彼から「頭巾さんはこんな人なんだから文句を言う筋合いはない。4)今頃になってこんな事を言い出すなんてどう言う了見なんだ」と言う発言が出た事なのだ。
恐らく面倒な事を言って来られて迷惑だとでも思われたのかも知れないが、その人は次の年から年賀状も送って来なくなった。
結局頭巾は当該雑誌に別の投稿をした時に、本件の訂正を行うと言う約束をしたのだが、5) 世に出た訂正は極力目立たぬように工夫しただろうと言う様な物で、誰もかれもが不満に終わる事になったのだ。
この後更に、まるで駅売店に並んでいる三流スポーツ新聞の様な別の投稿が存在している事も発覚した。
この件でも上記と似た様な結果に成って仕舞ったが、頭巾をよく知る某知人は「頭巾は投稿直前に無断でチョコチョコッと可笑しな変更を加えたりするので、若い頃から極めて共著者トラブルの多い人物だった。調べればまだまだ出て来ると思う」と語っていた。
頭巾は其の後私への憤懣メールでは、語尾にツクツクボウシを付けると言う異常な事を始めた・・・〝古黍さんはツクツクボウシ〟〝約束を守らないツクツクボウシ〟〝人の心はツクツクボウシ〟頭巾の人となりを知らなかったら、いったい何なんだ此れはと思っただろう。
1) 人を疑うのは良くないが、私の論文(accept)が、出版されないまま行方不明になった事が4回もあった
が、この件はうやむやになって終わって仕舞った私の単著で、頭巾が「私を通さなかった」と不満を漏ら
すなど、色々な状況からどうも怪しい。
内一本は当初頭巾が共著者となっていたが、余りにも有り得ない改変を加え様とし、実際にrejectされた
が、その後私の独断で改変部を元に戻し、単著として出すと査読はあっさり通過したのだが、知らぬ間に
私の名前で取り下げされていた事が後に判った・・・残りの3本についても出版されるまでの間に、頭巾
が自身の〝顔〟を使って何かしたのではと疑いたくなる。
2) referee氏の口から出た言葉をそのまま書き写しているが、まず間違いなくその通りなのだろう。
3) 今頃も何頃もその時まで何も知らなかったのに、まるで私が温存していた反撃カードを切って来たかの様
な解釈は成り立たない。
4) 頭巾はreferee氏にも〝今頃〟と言う言葉で、私を訴えたのだろう。
5) 明らかに自分の名に傷が着かない様に、守りに入っている事が判る手法だった。
追記:氏名無断使用対応についての話し合いは周りの人達が、私と頭巾が直接会わない様な手筈で行ってくれ
た。
直接会っていれば碌な事にはならなかっただろう・・・以後私が一度だけ奴と顔を合わせたのは偶然だ
ったが、頭巾は道路と小川越しに私を見付けるとヘラ~ッとだらしのない笑顔を見せていたが、それは
私の怒りに火を付けるのに充分以上だった。