実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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頭巾は何にでも名前を付けることが好きで、既に正式名称が有る物や現象にさえ自己流の名前を付ける・・・しかも1)恐ろしくセンスの悪い名前を付けて得意になる癖もあった。
正式名称の付いている生物や工業製品等から自然現象に至るまで、何にでも名前を付けたがったり、造語を作ったりしてはそれを広めようと腐心していた。
よく頭巾は〝カロオケ〟なる自家製の言葉を使っていたが、此れは頭巾の大好きなカラオケと風呂を合せた造語だ ( 研究所所在地が温泉のある観光地なので ) 頭巾がSNS等でオフ会の呼びかけをする時「カロオケしよう」と書き込んでいたが、意味する処は「温泉に入ってカラオケもしよう」と言う誘いなのだ。
また更にレベルの低い造語 ( 造語ですらない ) を即席で作ることも多く、或る時、沖の方に湧きあがっていた入道雲を指して頭巾は嬉しそうに「ソプソプ雲だ~」と言った事があるが、ほぼ毎日一緒に居ると、この様な事は珍しい事でもなく、私は〝また始まった〟としか思わなかった。
しかし特に若い人などであれば、例えば独自命名の生物名や現象を指す名称等を教授としての頭巾から聞く事が有れば、間違って覚えてしまう恐れがある。
また頭巾は擬音の繰り返しを好む傾向にあったので、ギシギシ虫だとかポワポワ草などと言い出したら飽きもせず使い続ける事もある。
そして、奴の幼稚な命名は擬音の繰り返しとどまらない。
observerの事をわざわざ「オンブズザーバー」volunteerの事を「ボランチャ」と言ったり書いたりするなどだ・・・特にPC打ちの場合はタイプミスではなく毎回同じであり、意図的にそうしている事がはっきりと判っている。
秋に桜が咲いた時には彼方此方で「桜の不思議咲き」と言う創作言葉を披露し始めたり、更に私の旧ブログのコメント欄にまで此の頭巾製新造語を登場させくれたのだが、私はそのコメントに〝変な創作言葉を使わない様に〟と返信したのだった・・・しかし不特定多数の目にとまるコメント欄と言う事も有り〝人の言う事にケチを付けるとは何事か!〟〝不思議咲きは創作言葉ではない。オマエは馬鹿か?〟と言う反論が束になって来たのだった。
流石に後者の意見には、私が知らないだけでそう言う表現も有るのかも知れないと考えさせられたので、ネットででは有るが調べてみたのだが、どうやらそんな物は無い様だし、まさか頭巾の出身地の方言なのかと考えて、奴の同郷の人に問い合わせてみたが「そんな変な言い方しませんよ。狂い咲き以外聞いた事が無いですね」と言う返答を貰った。
1) 後半でも頭巾のセンスの悪さが指摘される話が出てくるが、その様に思っていたのは私だけではないと言
う事だ。