実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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頭巾の傘下に入ってから、私は投稿前の奴の短報や論文に目を通す機会も何度かあったが、或る時頭巾がフィールドで見付けた(その地域では出現例の少ない種)カニについての短報での事だった。
頭巾は自慢気に出現例の少ないカニの事を語り、書き上げたばかりのものを見せてくれたのだが、私はその中にミスを発見した・・・頭巾は蟹の歩脚の事をside footと書いていたのだ。
私は深く考えずに「間違いがありますよ」と教えたのだが、今になって思えば黙っておいてやれば良かったと思う事さえある・・・どうせrefereeに指摘はされるだろうが、頭巾は他人のしている事に対しては、それがミスで有ろうが無かろうが鬼の首でも取ったかの様な対応をする割には、この様なミスの目立つ人物だった。
学術投稿の件では深刻な事態になった事がある。
川衛さんは頭巾の学生ではなかったのだが、頭巾が共著で ( 内容は知らない ) 何かを出そうとした事が発端だ。
川衛さんの指導教官は、共著として仕上がった物を見て「こんな物を世に出されたらマイナスにしかならない」と、すぐに川衛さんに「頭巾に言って止めさせる様に」と待ったを掛けさせたのだと言う話が伝わって来た。
が、この時肝心の頭巾が1)不在だった事が事態を悪化させてしまった。
已む無く川衛さんは自身で取り下げの手続きをしたらしいが、それに怒った頭巾が川衛さんに対して不当な攻撃を始めて仕舞ったのだ。
不在で有れば事務方に頭巾の所在を聞いて連絡を入れると言う方法も有ろうが、当該物件は何故かrejectされずに通って仕舞っていたので、一刻も早く取り下げる必要が有る時に頭巾の所在を追い回す時間的余裕など有るはずもない。
しかし自分に断りも無く取り下げられた事に頭巾は我慢ならなかったのだろう。
頭巾の怒りの語彙/頭上肖像漫画は使用許可の取れる物の適当選出で本人と似ていません。
川衛さんに対する ( 思い付く限りの悪態を吐いたのではないかと思える様な ) 2)罵詈雑言を並べ立てたので、私は川衛さんを弁護しようと試みたのだが、頭巾は不満を隠そうともせず「何がいけないんですかぁ!3)悪いのは川衛さんの方なんだから」と言って聞こうとはしなかった。
その時既にこの話しは各方面に広がっており、何よりも誰一人として〝頭巾が正しい〟と言う者は居なかった様で、挙句頭巾は呼び出しを喰って訓告を受ける始末だったのだ・・・恐らく彼方此方で川衛さんに対するNegative campaigningを繰り広げたのだろう・・・川衛さんの指導教官から頭巾に対して「オマエは最低だ!」とだけ記された短いメールが送られて来たそうで、その事を私に「こんなメール送って来やがって! 文句が有るなら直接言いに来いって言うんだ!」と溢していた。
私は様々な事で頭巾を諌める様な事を繰り返していたので、自分にもこの様な刃が振り下ろされる危険は有るとは認識していたが、頭巾の感情を制御する術もある程度は持っているつもりだったのだ。
1) 不在でなかったとしても、頭巾は取り下げの要求を受け入れようとはしなかったと容易に想像出来るの
で、恐らく違った形でのトラブルになっていたであろう事は間違いない。
2) その場に川衛さんは居なかったが、本人が居ればもっと厄介な事になっていただろう。
3)自分の思い通りにならなかったり、耳の痛い事を言われた・・・こう言う時「自分は悪くない〟〝悪いの
は彼奴だ。此奴だ。そいつだ」と言いまわるのは、特に幼児に見られる特性だと私は考えている。
或いは大人であっても日常的に嘘を吐いたり、犯罪とまではいかなくても迷惑行為等の悪い行いが目立つ
人に顕著ではないかと思うが、正に頭巾に当て嵌める事が出来るのだ。