実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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頭巾について私が特に迷惑だと思っていたのは、奴がテレビ取材やラジオ取材等マスコミの取材が来た時に、私に脇役をさせ様とする事だった。
頭巾は自分が主役で輝いて居たいと言う非常に強い願望を持った人物だったが、主役が輝く為には脇役の存在が不可欠だと言う事を良く理解していた。
そしてマスコミ取材が来た時など「テレビですよ、テレビ。テレビに出れるんですよ」などと気の進まない私を無理矢理引っ張り出そうとするのだが、勿論答えはNoだ。
私が渋ると頭巾は1)「えぇ~っ・・・どうして~?」と駄々を捏ねだすのだが、お世辞にも観賞用とは言えない御面相の私は、そんな物に映される事に嫌悪感を持っている。
(私とは対照的に、2)頭巾は自身の容貌に大変な自信を持っている)
それでも一度、頭巾は私や他の人が居る場所に撮影クルーを入れて、逃げられない様にした事がある・・・私はカメラが此方を向いたときに素早く一歩後退したのだが、一瞬だけ画面の隅に映って仕舞った。
また海外からのTVクルーでも2度同様の事が起ったが、此方は逃げる事が出来ない様周到に準備されていた。
この様に脇役を欲するも、その脇役が自分の輝きを少しでもスポイルする様な〝名脇役〟になってしまうと頭巾はすぐに、脇役として起用した人物を取り除くのだ。
これはマスコミ相手の時だけではなく、例えば周りの誰かが自分を押えて大きな業績を上げそうになると ( 或いは業績を上げると ) たちまち攻撃対象にするのだ・・・頭巾をよく訪ねてくる女子学生の川衛<かわのえ>さんが表彰された時、頭巾は私に川衛さんに対しての悪口を並べ立てていた。
身近な人が成功を収めたとか聞けば嬉しくはないのか? と不思議で仕方が無い。
しかし普通の人と違って、頭の中がどう引っ繰り返っているか判らない人物を理解しろと言う方が無理だろう。
さて、頭巾のマスコミ崇拝は驚くほど大きな物だったが、奴はインターネットもマスコミと同列だと言う信じられない様な勘違いもしていた。
私の肖像や、頭巾の筆になる勘違い甚だしい古黍人物像を考えなくインターネットにばら撒くことをして、私が文句を言っても止めようとしないのだ。
勿論これは私相手だけに行われた事ではなく、音声ファイルを公開されたり3)住所を書き込まれた人さえいる。
しかも先に述べた様に「テレビですよ、テレビ。テレビに出れるんですよ」と同じ感覚で「インターネットに出してあげましたよ」などと〝仰る〟のだ・・・頭巾の脳内には、TV・ネット問わず受像機の中に登場出来るのが特別な事とだと言う可笑しな回路が出来上がっていたわけで、ネットに知人の事を書込んだり肖像画像を貼ったりして「〇〇さんもインターネットにも出れましたよ。これで貴方も有名人です」などとニコニコしながら〝被害者〟に報告するのだ。
全ての人が有名人になりたいと言う願望を持っていると思い込んでいることは確かだったが、本当に困った思い込みだ。
「自身の肖像をネットに出したければ、何も頭巾先生に頼まなくてもインターネットなんて誰でも書き込めるのだから余計な事をしないでくれ」と何度文句を言った事か・・・しかし馬の耳に念仏と言うか、頭巾の耳は馬の耳以下だった。
それどころか「有名人である4)私と一緒に名前が、写真や文書が出回れば貴方の為になる」或いは「私の紹介でインターネットに載れば有名になれますよ」などと言い出す始末で、まったく救い様のない考えの持ち主だった・・・この件を詳しく書くと此の章が長くなり過ぎるので、後に改めて記す事にしよう。
1) 小さな子供が大人に〝理解出来る答えを貰うまで〟どうして?どうして?と食い下がる状況と同じだ。
2) 頭巾は自らも「私は男前」的な発言を何度かしており、ナルシスズキンなどと言って笑ってる人もいた
が、まぁそうかも知れない。
しかし不細工男の私であっても、頭巾みたいな相貌にはなりたくないと言うのが正直な処。
3) 後に私も住所電話番号等々をネット上にばら撒かれる事になる。
4) 「私と一緒に」とは言うが、頭巾は自分の名前を出さずに他人の氏名や肖像をネットに書き込む事も
多々あった。