実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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既に何度も書いているが、頭巾のカラオケ気違いぶりは尋常なものでは無く、自身で作った〝曲〟をカラオケ業者に登録する事にも熱中していたのだが、実際には頭巾が作曲など出来るはずもなく、自分で書いた奇妙な〝歌詞〟と称する代物に友人知人の中から音楽の心得がある人に曲を付けてもらっていたのだ。
その要請は私にも有ったわけで〝ホヤの歌〟と言う滑稽な作文に曲を付けて欲しいと言う物だった。
頭巾は生物名を主題とした〝歌詞〟を乱発していたが、奴の短報や論文同様粗製乱造だった事は言うまでもない・・・その中でも〝ホヤの歌〟は特に酷い代物だった事は間違いないだろう。
それは国語教科で最低点を日常的に取っている小学低学年児童の作文と比べても劣っているだろう代物だったのだ。
私は頭巾の人となりを知っているので〝馬鹿にしているのか!?〟とは思わなかったが、奴の事を知らない人だったら〝からかわれている〟と思っただろう。
その〝歌詞〟は今は使っていないノートPCの中に有るのでコピーを披露する事も可能だが、それを公開しても〝文字の汚物を展示する様な物〟なので此処には公開しない事にする。
それでも私は頭巾の書いた歌詞に1)文字数を揃える等の大手術をして作曲を開始したが、色々実現不可能な横槍を入れられ続けたので、少し意地悪だが奴が歌えない様に変拍子を使った曲を作る事にしたのだ。
頭巾は3日と経たない内に「まだか?まだか?」と催促して来ていたので、途中まで書いた譜面を見せてやると「私は楽譜なんか読めない。2)ガイドメロディーは何所?」などと寝惚けた事を言い出すのだ。
結局大手術をした歌詞であっても、曲を付けるのが困難な〝作文〟なので私も相当好い加減な事をしていたのだが、ガイドメロディーを出せだとか、手本に歌えだとか言われて流石に〝ふざけるな!〟と言う気持ちになった私は「そんなに急ぐんなら他の知人に頼めばいいでしょう。私は暇を持て余しているわけじゃないんだから」と文句を言ったのだった。
そのせいか頭巾は他の知人フォークシンガーに件の〝歌詞〟を渡したそうだが、私は内心〝あの酷い御子様作文、渡された人も困るだろうな〟と可笑しくなった。
結局〝ホヤの歌〟を託された人も相当困ったのだろう・・・歌詞の内容に変更を加えながらも歌の部分を最小限に抑えて、大部分は音楽をバックに台詞として流すと言う手法を執って、何とか凌いだ様だが、それで頭巾が納得したのだから奴はいったい何がしたいのかと不思議でならない。
1) 当初〝ホヤの歌〟の〝作文〟を余り大きく作り変えると、頭巾が難色を示して元に戻されるので、その
中の、頭巾特有の不自然な重複を削ったり、同義語の羅列を一語に絞ったりして、何とか形にしようと
した。
2) 音楽家の〝辞書〟にガイドメロディーなどと言う言葉は無い。