実際の出来事を各種架空名称に置き換えて一応時系列で進めて行きます/途中から読む人は内容が判らないと思いますので、出来ればトップページへ移動 して最初からお読み頂くことをお勧め致します。
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頭巾は文章の一行目だけを読んで、残りの部分を判断してしまうと言う事は既に記してあるが、この困った癖は色々と問題を生じさせてくれた。
頭巾の此の癖に気付くまでの間、用件は伝わっているものと思っていたわけで、後日処理されているはずの用件が処理されないままだっ事に気付かされたり、他のかたから1)取り継いだ要件が放置されたままになっていたりしたが、後者の場合当然苦情は私に来るわけで、古黍は頼んだはずの用件をきっちり取り次がないぞと私の評価にまで関わってきてしまうのだ。
頭巾からは2)「OK」と言う二文字だけのメールではあるが、返信は必ず帰って来るし、頭巾の傘下に入って間無しの頃はそれを信用して、随分〝痛い目〟に遭ってしまった物だ。
かと言って口頭で用件を伝えると、頭巾の耳には右から左に通り抜けて行くだけだし、紙に書いて渡すと即何処かえへ紛失するのだから、此れは大変な人の下に入ってしまったなと思った物だ。
頭巾と知り合って間も無い頃は、そんなに困った事になる事もなかったのだが、私が頭巾の傘下に入ると俄かに問題が顕在化して、色々と困らせてくれたのだ。
当初は目上の人相手に「きっちり読んだんですか!」と詰め寄ったり、同じE.mailを再送するのも失礼だし、重要要件等の場合は度々私を困らせてくれた。
私はその後、長文に成らざるを得ない要件の場合、段落毎に文章を完結させて複数のメールに分けて送信すると言う方法で切り抜けることになった。
また、頭巾相手には一通のメールに纏めて2件3件の用件を書いて送るなど絶対してはいけなかった。
連絡は1メールにつき1件。
複雑な内容の用件の場合は、文章を細切れにして複数のメールで送る。
こんな馬鹿げた方法でないと頭巾には伝わらなかったのだ。
1) E.mailだけでなく口頭の場合でも〝取り継ぐ〟と言う事では、私が確かに頭巾に伝えても、ヤツはそれを
頭から撥ねつけて取次内容を無視したり、右から左へ聞き流して記憶にさえ残らなかったり、聞き入れ
たとしても数分間で忘却の彼方という事が殆どだった。
2) 頭巾に確認・再確認・再々確認しても無駄でしかなかった。
「OK」返信の様な短い返信があるかと思えば、どうでも良い事では何だ此れは? と思う様な長大なメー
ルが来る事も多かった・・・しかも頭巾文法で。